はんぴき

明日から本気出す(出さない)

越えてはいけない何か

アホみたいな理由で関係を切った人間がいる。それからと言うもの、そいつは何かしら私の頭のなかに現れては私との差をいつも見せつけている。私は真面目系クズなので常に人を見下してしまいがちなのだが、ヤツだけはどれだけ貶そうと私の自制心とやらはまったく効かない。アイツはいつも、いつも、私を嘲笑う。今思えば私とは住む世界が違うので(笑)、ハナからそんなのと付き合わなければよかっただけの話なのだが、当時の私には友達と呼べる同校の人は誰も居なかった。そんな時、突然に現れたアイツも、居場所はなかった。結局二人でつるむしかなかったのだ。とはいえ、そんな日々も進学で断たれた。私は一人を貫くが三年で卒業する道を選び、ヤツは良くも悪くも仲間がいる四年制定時を選んだ。言い訳にはならないが、私は人との付き合い方を知らない。どうしても浅く心地のよい関係以上を望んでしまう。そうしていく内に、関係はこじれ、私は主な連絡手段を絶った。そうしないと、私は考えすぎてしまうから。そうしたら、それで最後だった。自業自得だが。それからというもの、私は奴のSNSをよく確認するようになった。全ては貶すため。妙な背徳感を覚え、いつしかそれが習慣となってしまった。小学生のとき同じクラスだった子達と共に遊ぶ姿、修正された気持ち悪いプリクラ、たわいもない会話、その全ては私の青春には無い。きっとこれからも。そう思うと変に悲しくなった。だから、また心のなかで奴らを貶す。ただひたすら貶す。一時は毎日のように会っていたのに、今ではただの汚い人でしかない。同じ学区内なのに、あれから一度も会っていない。だから何だ。お互いにそんな程度の付き合いだったのだ。あんなにいろんな話をしたのに、人間とは不思議だ。今日もまた、私にはない青春を液晶越しに見るのだ。明日も、明後日も。